山田2.0第四話
○道(朝)
健次郎が登校している。
健次郎の声「ってことで、俺らは健太郎を演じている。基本的には一日おきに学校に通っている。学校が無い日は二人とも休みなので、今週みたいに祝日が絡んだらローテーションが分かりづらくなるから要注意だ」
○学校・前(朝)
健次郎の声「法律上も俺、健次郎は死んだことになっているから、みんなには俺が生きていることは絶対に秘密だ。気配すらも察知させては、いけない。だから夜に毎日やっている、健太郎との今日起こったこと会議は非常に大切になってくる」
健次郎「橋本先生おはようございます」
橋本「おお、今日は間に合ったみたいだな」
健次郎の声「ややこしくならないように高校に入ってからの友達には…」
○同・下駄箱(朝)
ユースケ「おお!ケン!おはよう!!」
健次郎の声「…と呼ばせている」
健次郎「ユースケおはよう」
ユースケ「今日は大丈夫だったみたいだな」
○同・教室(朝)
健次郎が席に座る。
里子が健次郎に近づいてくる。
里子「ケン君。昨日はごめんね」
健次郎「ええ!?昨日俺、里子ちゃんに何かした?」
○山田家・健太郎の部屋(夜)
健次郎が咳払いをする。
健次郎「特別何にも無かったんだけど…」
健太郎「何だよ!何かあるなら言えよ」
健次郎「転校生が来た」
健太郎「ああ里ちゃんのことね。知ってるよ」
健次郎「里ちゃん!?里ちゃんって呼んでるの?」
健太郎「ええ。まあ…さっきからだけど…」
健次郎「何だよ。ってか今日俺、里子ちゃんって呼んじゃったよ」
健太郎「まあどっちでもいいんじゃん?」
健次郎「まずいでしょ。どっちかに決めないと!!ってかもう里子ちゃんって呼んじゃってるから」
健太郎「わかったよ。じゃあ…」
○学校・教室(朝)
健太郎「里ちゃんおはよう(笑)」
里子「おはよう(笑)どうしたの急に里ちゃんだなんて?」
健太郎「え!!」
○山田家・健太郎の部屋(夜)
健太郎が健次郎に頭を下げている。
健太郎「ごめん!!」
健次郎「もう!!ごめんじゃないよ!!ばれたらどうすんのさ!!
健太郎「だからごめんって言ってるじゃん」
次へ
戻る
表紙へ
