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○ファミレス・中
ボブが腕組みをして座っている。
山本がボブの前で机に顔を伏せて座っている。
ボブ「泣くなよ」
山本がボブの手を握り。
山本「自分、まだ死にたく無いんすよ!
これからの男なんすよ!」
ボブが山本の手を振りほどいて。
ボブ「お前まーだそんなこと言ってるのかよ!
あれは警察も言ってただろ!!
(小声で)…自殺だって」
ボブが席を立ち上がり
ポケットから千円札を取り出して
テーブルの上に置いて店を出て行く。
ボブが山本の方へ振り返り。
ボブ「大体お前はビビリ過ぎなんだよ!!」
山本「助けてください!
助けてください…」
山本が嗚咽を漏らす。
○山本のマンション(夜)
ワンルームマンション。
電気が消えて真っ暗。
山本が窓際に置かれたベッドの上で布団を
頭からかぶってブルブルと震えている。
ドアチャイムの音「ブー」
山本がビクッとして布団を頭から
かぶり直す。
ドアチャイムの音「ブー」
山本がゆっくりと立ち上がり
部屋の電気をつけてドアの前に立つ。
ドアを叩く音「ドン!ドン!ドン!」
激しくドアがノックされる。
山本がビクッとしてから
のぞき窓にゆっくりと近寄る。
ドアを叩く音「ドン!ドン!ドン!」
山本がビビリながらものぞき穴に目をやる。
のぞき穴の向こう側から
眼球が部屋の中を凝視している。
山本「ひゃあ!」
山本が玄関に尻餅をつく。
山本「ひゃああ!!」
山本が尻餅をつきながら後ずさりをする。
ドアを叩く音「ドン!ドン!ドン!」
後ずさりする山本の手に
女の足が触れる。
山本が恐る恐る顔を上げて振り返る。
山本の振り返った先には誰もいない。
山本が触れていた物は電気スタンド。
○ファミレス・中(フラッシュ)
ボブ「大体お前はビビリ過ぎなんだよ!」
○山本のマンション(夜)
山本が電気スタンドに触って笑い出す。
山本が「はははっははは(笑)」
山本が立ち上がる。
山本の後ろにあるカーテンの隙間から
眼球がある。
眼球が部屋の中を凝視している。
山本が視線に気がついてパッと振り返る。
カーテンに近づいて
カーテンをパッと開く。
窓一面に人影。
長い髪から鋭い視線を送る
眼球。
女の声「チガウ、コイツジャナイ」
○タイトル「チガウ、コイツジャナイ」
○山本のマンション(夜)
山本が叫び声を上げる。
山本「ああああ!!!!」
× × ×
山本が叫び声を上げて布団から
飛び起きる。
顔中に汗をかいている。
山本「はぁはぁはぁ」
山本が呼吸を整えて辺りの様子を用心深く伺う。
長い髪で顔を隠した女が
山本の肩口から
ニョッと顔を出す。
長い髪の女「ヤッパリ、コイツダ」
○タイトル「ヤッパリ、コイツダ」
○山本のマンション・外観(夜)
山本の声「あああああぁぁああ!!!!!!!」
山本の悲鳴がこだまする。
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