不老不死 最終話
○タイトル「数十年後」
○研究所・前
空から宇宙船が研究所の前に降りてくる。宇宙船の中から宇宙服を着た人が出てきてヘルメットをはずす。
宇宙服1「おお。みんな。暖かいぞ!氷河期は終わったぞ!!」
宇宙船の中から宇宙服を着た人たちが多数降りてくる。
宇宙服2「ホントだ。みんなに知らせないと!氷河期は終わったぞ!!」
宇宙服の一人が無線を使って交信する。
宇宙服1「おい、みんな勝手な行動はするなよ。どこに放射能の影響があるかわからないからな」
○研究所・大広間
宇宙服3が大広間に入っている。
宇宙服3「宇宙食ばっかりで飽きちゃったよ」
宇宙服3が色々なところを開け閉めして、あさる。
○同・台所
宇宙服3が冷蔵庫を開ける。
宇宙服3「なんだこりゃ?」
○同・研究室(回想)
博士が咳き込みながら壁一面のパソコンからロッカーにケーブルを接続する。
博士「これで計画は完璧だな。次に目覚めるとき私は不老不死だ」
博士がロッカーに入ろうとするが、車椅子のために一人では入れない。
博士「まあ、一郎に入れてもらえばいいか…」
博士が手紙を書いて胸ポケットにしまいビデオカメラをロッカーに入れる。
博士「一郎、遅いな(博士のお腹がなる)」
○同・台所(回想)
博士が冷蔵庫の中を物色する。
一郎の声「ただいま!」
博士がびっくりして冷蔵庫を閉める。その拍子にDVテープが冷蔵庫の中に入る。
○同・台所
宇宙服3が冷蔵庫の中から【3】と書かれたDVテープを取り出す。
宇宙服3「【3】?」
○同・研究室(回想)
博士がスイッチを押す。研究室に閃光が走る。奥の部屋から二郎と三郎の声が聞こえる。
博士「よし!動いたな!」
博士が薬を取り出して飲み込む。
博士「次に目覚めるときには不老不死だな」
博士が苦しみだして床に倒れる。
○同・台所
宇宙服3がDVテープを眺めている。
声「おい!」
宇宙服3がビクッとする。宇宙服3の後ろに宇宙服1が立っている。
宇宙服1「勝手に行動しちゃだめだろ!」
宇宙服3が宇宙服1に外に連れ出される。
【3】と書かれたDVテープは床に放置されたまま。
○ビデオ
画面に【困ったとき その3】と出てくる。博士が咳き込みながら画面に映っている。
博士「私の寿命と研究成果を(ゴホゴホ)考えると、真の意味での不老不死は実現出来そうも無い。人間の臓器で作った部分の劣化が(ゴホゴホ)どうしても避けられない。もしも、なんらかの(ゴホゴホ)形で、他の人間の臓器が手に入らない場合(ゴホゴホ)君たちは動かなくなってしまう。その際もすぐに(ゴホゴホ)臓器の代わりを見つけてくれ。充分なデーターが集まるまでは頑張ってくれ(ゴホゴホ)最悪でも臓器の部分の腐敗が始まる前に代わりを見つけてくれ(ゴホゴホ)必ず、見つけてくれ。臓器の部分は(ゴホゴホ)時間と共に劣化するからな」
終