不老不死 第二十話
○研究所・中(朝)
三郎が起きあがる。
三郎「もう!」
二郎「(小声で)どうした?あんまり騒ぐと…」
三郎「いいよ。僕は遊びたい!こんなに良い天気なんだもん。遊ばないなんて、もったいないよ!」
二郎「(小声で)でも…」
三郎「(遮って)いいよ!僕、一人で遊びに行くから!」
二郎「(小声で)…わかった」
○渋谷・スクランブル交差点(朝)
道路に砂がつもっている。
三郎の声「うひょぅ!」
三郎がビルの上から降ってくる。豪快に地面に突き刺さり、辺りに砂が舞い上がる。
三郎「ぶふぁ」
三郎が砂の中から顔を出して、体を振って砂を払い落とす。
○東京都庁・外
東京都庁に砂がつもっている。微妙に都庁が揺れる。
○同・地下
柱が何本か破壊されている。三郎が柱の一本に体当たりをする。柱にひびが入っていく。
○同・外
三郎が都庁を見上げる。
三郎「よしっ」
三郎が助走をつけて都庁に向かって走る。
三郎「おおおおおぉおおおおぉ」
三郎が都庁に体当たりをする。
都庁からミシミシと音がする。
○同・地下
柱が全て壊されている。
○同・外
三郎が都庁を見上げる。都庁が三郎の方へ崩れ落ちる。
三郎「来たぁああああぁあああ」
三郎が都庁の下敷きになる。
○研究所・外(夜)
照明が消えて真っ暗な研究所。
○同・奥の部屋(夜)
扉が開き、電気がつく。床に横になった二郎がまぶしそうに扉を見る。砂まみれの三郎が扉に立っている。
三郎「ただいま」
二郎が無言で三郎に背を向ける。
三郎「ねぇ二郎も、また前みたいに遊ぼうよ」
二郎が三郎の方を見る。
二郎「頼むからほっといてくれよ。怖いんだよ。死ぬのが怖いんだよ」
三郎「…わかったよ…そしたら俺は出てくよ」
二郎「わかった」
三郎「じゃあ」
二郎が三郎に背を向ける。
三郎が電気を消して部屋を出て行く。
○滝壺
三郎が楽しそうに滝壺に飛び降りる。
○氷山
三郎が氷山に体当たりをして、氷山を破壊する。
○宇宙から見た地球
地球が何周も太陽の周りを公転する。