不老不死 第十話
○基地・シェルター・中
一郎達がシェルターの中に入る。シェルターの壁に一カ所、窓枠が開いていて、白衣を着た人や、スーツを着た人や、軍服を着た人達が一郎達を見つめている。一郎が窓枠を見上げる。
一郎「何かの実験ですかね?」
シェルターの壁にあるシャッターがゆっくりと開いて、中から戦車が出てくる。
三郎「戦車だ!!」
戦車の砲台が二郎の方を向く。
二郎「俺の事、狙ってないか?」
一郎「そうですか?」
三郎「僕じゃないの?」
戦車から大砲が二郎に向けて発射される。
二郎「やっぱり俺じゃん!!」
二郎が大砲に当たって吹っ飛ばされ、壁に激突する。
窓枠から覗いている人たちが興味深そうに二郎の様子を見つめる。
二郎「(立ち上がる)痛てってて」
みるみるうちに二郎の傷が治っていく。
窓枠から覗いている人たちが一生懸命メモをとる。
二郎「撃つのは良いけど、急にやるなよ!こっちにも心の準備ってものがあるんだよ!」
三郎が二郎の肩を叩く。
三郎「心の準備しといた方がいいかもよ」
二郎「何が?」
二郎が振り返るとシャッターから対空砲が出てくる。
一郎「あれは戦闘機などを打ち落とす為の大砲ですね」
対空砲から弾が連射される。
一郎、二郎、三郎に何発も命中して、それぞれ吹っ飛んで壁に激突する。
一郎「なかなか今のは来ましたね」
一郎がズボンの埃を払いながら立ち上がる。
二郎「そうか?俺はまだまだ、いけるぜ!」
三郎「当たり前じゃん。僕たちは不死身なんだから」
窓枠から覗いている人たちが一生懸命メモをとる。
二郎「俺ら、こんなんじゃ全然平気だぜ!!もっと凄いの無いのかよ」
二郎が窓枠に向かって挑発するポーズをとる。
一郎「二郎!はしたないですよ」
窓枠から覗いている人たちが口論をする。
三郎「ねえ、なんか凄そうなのが出てきたよ」
シャッターから核ミサイルを搭載したロケットが出てくる。あまりの大きさでシャッターが閉まらない。軍服を着てる人がスイッチを押す。
核ミサイルが一郎達に向けて発射される。
○基地・外
シャッターの開いている部分から基地の外に向けて、核爆弾が爆風がもれて、基地の施設が次々に破壊される。
○地球
地球の表面に閃光と共にキノコ状の爆風が浮かびあがる。