「1・2の3」NEWver第三話
○オフィス・会議室・外
一郎「(大きなため息)ふー(肩を落としてトボトボと去っていく)」
律子の声「ちょっと、あなた!」
一郎がかまわず歩いていく。
律子「(一郎の前に回り込んで)ちょっと、一郎君!田中一郎君!田中一郎24歳!!」
一郎「は、はい」
律子「ちょっと付き合いなさいよ」
律子が一郎の腕を引っ張っていく。
○喫茶店・中
人で賑わう喫茶店。
律子「(笑顔で一郎を見つめる)ありがとう」
一郎「…あなた…だれ?」
律子「ははは。ちょっと何、言ってるのよ」
一郎「(不安そうな顔)だれ?」
律子「なんなのよ。まあいいわ。ありがとうね。さっきは、おかげでリラックスして面接に臨めたわ。それで…ちゃんとお礼がしたいんだけど…」
一郎「…」
律子「一郎君。映画好きだよね。さっきアピールしまくってたもんね。今度、映画行かない?付き合ってあげる(笑)」
一郎「…」
律子「今週の日曜日のお昼一時くらいでいい?」
○同・外
井上(24)がショーウインドー越しに一郎と律子を見つける。
井上「あっ!一郎!!」
○同・中
井上が喫茶店に入る。
井上「一郎!何してるんだよ!」
一郎「…」
井上「(一郎の目の前に来る)一郎!(一郎の腕を引っ張る)何してるんだよ!心配したじゃないか!!行くぞ!」
律子「あら。お友達?私は律子。よろしくね。大丈夫よ、お茶してただけだから」
井上「ほっといてくれ!一郎はお前達とは違うんだよ!」
律子「なにが、違うのよ!」
井上「ほら、一郎行くぞ!早く行くぞ!行くからな!」
一郎「う、うん(律子を見つめながら喫茶店を出て行く)」
律子「一郎君!楽しみにしてるからね」
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